あべのを知ろう展8 地域の思い出と絆を育む
2023年6月10日、阿倍野区で通算8回目となる「あべのを知ろう展8」が開催されました。前回から約3年ぶりの開催となるこのイベントは、コロナの影響を乗り越え、大いなる盛り上がりを見せました。
「あべのを知ろう展8」は、アベノハルカスが運営する地域ボランティア活動「縁活」の一環として実施されました。「縁活」は今年で10周年を迎えます。そこでそのアニーバーサリー企画として、パネルディスカッションや他の地域団体さんのイベントも同時に行われ、会場は活気にあふれていました。
「あべのを知ろう展」では、阿倍野区を大きく引き伸ばした地図上での参加者の思い出マッピングを行っていきます。ハルカスを訪れたお客さんたちに、自分のオススメや思い出を旗で地図に次々と残していってもらうことで、なかなかネットには載らない地域の情報を集め、残していくべき情報は「縁活」のサイト上で発信したり地域を散策する「街歩き」で紹介したりしています。このように、この活動は地域の情報を基点に地域の絆を深める貴重な場となっています。
「あべのを知ろう展8」の成功には、ボランティアチームの準備と熱意が欠かせませんでした。彼らは3月末から準備を始め、4月にはハルカスで公開ワークショップを開催するなど、多くの人たちを巻き込みながらもオープンな形で準備を進めていきました。その結果、当日は多くのお客さんが自分の思い出をボランティアたちに語りながら、地図上に旗を立てていき、自分と地域とのつながりをボランティアメンバーに語っていってくれました。参加者たちは自分自身の思い出を振り返るだけでなく、他の人々の思い出も見て感じることで、地域のつながりや他の人との縁を感じることができました。
当日は地域のゆるキャラクターであるあべのんも応援に駆けつけ、会場に笑顔と活気をもたらしました。参加者たちはあべのんと一緒に写真を撮ったりしながら、地域のアイコンに対する愛着も再確認しました。
今後も「あべのを知ろう展」は、地域の思い出を共有し、絆を深める貴重な場として続いていくでしょう。この活動は、あくまでボランティアのメンバの自発的な思いから生まれています。このように、「縁活」が地域の発展につながるよう、参加者一人ひとりが自らのアクションを起こし、地域にとってより魅力的な場所を作り上げていくことがますます期待されます。(縁活ボランティア:レポーター 伊藤)